さて今回は、1999年度の灘中入試問題(算数1日目大問5)について、プログラムロジックを考えていきましょう。
カウントアップとカウントダウン
先に正解は333個になります。
こうした文章題では、まずはループカウンタの作りこみを。
1からカウントアップしていく側の変数をi、1998からカウントダウンしていくほうの変数をkとしましょう。
そして、問題文にあるとおり、iの初期値を「1」、kの初期値を「1998」に設定します。
準備は整ったので、ここからループカウンタを作っていきましょう。
もう一度、問題文をみると、iは「999」まで、kは「1000」でストップするんですね。
それぞれのループのロジックはこのようになります。
さて、ここで条件が入ります。
「12で割り切れるものは何個ありますか。」
条件ブロックはこれを入れておくといいでしょう。
算出データを格納する
さて、この問題では、12で割り切れるものの個数を聞いていいます。
ということは、はじき出したデータを保管して、最後に数えないといけないんですね。
数値データを格納するのに、新しくリストを作りましょう。
ここでは計算結果というリストを一つつくりました。
ここにどんどんデータを貯めていくんです。
データをリストに追加していくプログラムを。
そして、最後にデータの個数を答えさせます。
答えは「333」個。
これで無事に完成です。
灘中の過去問の中では、割と簡単なロジックで導き出せたんじゃないでしょうか。