2008年度の灘中入試問題(算数1日目大問3)について、プログラムロジックを考えていきましょう。
and条件
今までの問題に比べて、ロジックを考えるのはけっこう簡単な方ではないでしょうか。
まずはいつものように変数を一つ用意。
ここでは「整数」という名前をつけます。
続いて、「17で割ると3余る」、「13で割ると7余る」。
ここを中心に考えていきましょう。
プログラムで表すとこのようになります。
この二つの条件、両方を満たしている必要があります。
プログラミングでいえば「and条件」。
スクラッチでは「かつ」というブロックですね。
「整数」を1ずつ増やしていき、この条件に合う数字だけをピックアップすればいいわけです。
条件に合う3桁の整数をピックアップ
そこで、注目するのが「3桁の整数」のみをピックアップしなければならないこと。
ということは、100~999までが範囲となります。
スタートの変数を99に設定。
そして、999になるまで1ずつカウントするループをつくります。
さて、続いて考えないといけないのが、条件に当てはまった整数の保管しておく場所。
これはリストを作るんですね。
ここでは、「候補」という名前でリストを作成しました。
さらに、作ったプログラムを組み合わせて。
あとは、キャラクターに答えを言わせるように見た目を整えます。
一番最後の数が正解となります。
答えは、904ということになりました。