1月2日、ついにスクラッチ(Scratch)3.0がリリースされました。
オフラインエディタはこちらからダウンロードです。
Scratch Desktop
https://scratch.mit.edu/download
1個のexeファイルを実行するだけで、前回よりも簡単になっていますね。
タブレットでも操作可能に
前回2.0と比べると、見た目も機能も、大幅バージョンアップ。
画面レイアウトが一変していて、さすがに戸惑ってしまいました。
慣れるのに少し時間がかかりそうですが、便利な機能が盛りだくさんで、出来ることの幅が広がっていきそうですね!
今回、一番大きなメリットは、ipadやAndroidなどタブレットでエディタ操作が可能になったこと。
なるほど。タブレット利用を想定しての画面レイアウトだったんですね。
タブレットでにスライド操作していけるように、プログラムブロックは、縦方向に並んでいます。
タップしやすいように、ブロック自体もちょっと大きめに。
パソコン環境でしか使えないことに不便を感じていたユーザーはかなり多いんじゃないでしょうか。
WEBページに埋め込んだ作品だって、今までiphoneで閲覧さえできなかったんですが、今は問題なく動かせるようになっています。
これだけでも十分、すごい進展ですよね。
あと、WEB版で右クリックが効くようになったことも地味に便利だったりします。
新たに「拡張機能」が追加
もう少しくわしく機能を見ていきましょう。
大きな変更点として、新たに「拡張機能」というものがありました。
これを選ぶと、専用のプログラムブロックが新しく追加されます。
2.0では標準で用意されいた「ペン」や「ビデオ」も、今回は拡張機能の中にありました。
そして、3.0で注目なのが「翻訳」と「音声合成」。
「翻訳」はその名のとおり自動で翻訳してくれるプログラム。
Google翻訳と連携していて、精度も高そうです。
使い途としては、WEBで作品をシェアするときなんかに便利じゃないでしょうか。
ストーリー作品を世界に向けて発信したい場合、すぐに言語変換できるのはすごくありがたい機能。
「音声合成」で多彩な表現
そして、さらに使える拡張機能が、この「音声合成」でしょう。
今まで吹き出しでしか表現できなかった言葉。
これがなんと、機械音声で読み上げてくれるんですよ。
しかも、声の主を「アルト、テノール、ねずみ、巨人、子猫」の中から選べて、声色を変えることができます。
「音声合成」プログラムの登場で、表現できることが大幅に増えそうな気がするんですよね。
機械音声をふんだんに取り入れたコメディストーリーなんか作っても面白そうです。
さらに欲をいえば、「録音する」とか「録画する」というプログラムブロックがあれば、後からYouTubeに投稿したりだとか、さらに幅が広がっていきそう。
これはまた次回のバージョンアップに期待しましょう。