乗りものを操作するゲームでは、加速と減速のプログラミングがとても重要になってきます。
今回は、ただ乗り物が進んでいくのではなく、徐々に加速して、徐々に減速する仕組みを考えてみましょう。
スピードの変数で制御する
今回はバスのスプライトを用意して、動きを確認しましょう。
ここでいう加速と減速は、アクセルを踏めばゆっくり進んで、離すとゆっくり止まる動きです。
これらはすべて。変数で制御していきます。
まずはスピードという名前で変数をつくりましょう。
アクセルの役目は、スペースキーにします。
そして、スペースキーが押さている間は、スピードを0.1ずつ上げていきます。
ただし、最大速度は15ということにしましょう。
だんだん加速していく動きは、このようにつくりました。
プレイしてみましょう。
バスが左からゆっくりスタート。じょじょに加速していくことが確認できます。
ところが、スペースを放した瞬間、急にストップしてしまうんですね。
ゆっくり減速させる
それでは、スペースを放したときに、ゆっくり減速していって、静止するまでの動きをつくりましょう。
考え方は、加速のときと同じです。
「もし~なら」を入れて、2つ目の条件をつくりました。
加速のときは、「アクセルを踏んで、最大速度が15未満」という条件をいれました。
今回は、「アクセルを放しても、まだ0以上の速度がでているとき」という条件になります。
0.05ずつ変数を減らして、じっくり減速。
減速していって、スピード0になれば静止ですね。
プレイしてみましょう。
ゆっくり進んで、スペースを放せば、ゆっくりと停止してくれました。